3人子育ての話

3人子育ての実体験から伝える〖布おむつ!3つのメリットと3つのデメリット〗

  • 子どもが生まれるけど、布おむつにするか紙おむつにするか迷ってます!

そんな悩みにお答えします。

 

この記事を書いている私は、3人の子育てを経験した3児の父であり、日常業務でオムツに携わってきた看護師です。

そして、わが家の子どもたちは3人全員が、布おむつで育ちました。

具体的には、だいたい2歳終わり~3歳(トイトレ終了時期)になるまで布おむつで育ててきました。

(*遠出の旅行は紙おむつ)

 

今思うことは、「布おむつという選択で間違いなかったな」ということです。

今回はそんな私の実体験を通したレビュー記事となります。

この記事でわかること
  • 経験から伝える布おむつのメリット・デメリット
  • 私が布おむつをオススメする理由

子どもを布おむつで育てていくか、もしくは紙おむつで育てていくか、この2択は誰もが育児と向き合ったときに初期段階で悩むポイントの1つだと思います。

よって本記事は、以下のような悩み・迷いがある方に読んでほしい記事となっております。

  • 出産を間近に控えて、布おむつで育てるか紙おむつで育てるか迷っている。
  • 周り(親など)から布おむつをすすめられるけど、何がいいのかわからない。
  • 布おむつで子育てした人の感想やメリット・デメリットを教えて欲しい!

<この記事の価値>

  • 本記事を書いている私は国家資格の正看護師として15年以上現場で働いてきました。
  • 小児看護の知識・人体の解剖整理の知識・皮膚の観察技術を習得し、オムツ交換の重要性も理解しています。
  • また3人の子育てをしており、子育ての実体験と看護師としての経験から総合的にお伝えすることができます。

本記事は紙おむつでの子育てを反対するものではありません。子育て方法は自由ですから、たとえ紙おむつでの育児を選んだとしても子どもは健康的にすくすく育つでしょう。

最近は優れた紙おむつが多数あり、ケースバイケースで使い分けて育児の負担を減らすのがベストと考えます。

今回は、基本方針として紙おむつか布おむつかで悩んでいる方へ、少しでも参考になればという意図で書いております。読者の方のお役に立てれば嬉しい限りです。

布おむつのメリットとデメリット

最初にメリット・デメリットを全てお伝えします。

布おむつのメリット3つ

  • 経済的にコスパが良い
  • 赤ちゃんの皮膚に優しい
  • おむつ外れ(卒業)が早い

布おむつのデメリット3つ

  • 洗濯する手間がかかる
  • オムツ交換の頻度が高い
  • 親が排泄物を処理することに抵抗がある

「あぁそういうことね」という方はここまででお読みいただきありがとうございました。

「どういうこと?」と思う部分があればぜひ続きをご覧ください。

それでは各項目ごと詳細を説明していきます。

布おむつで子育てするメリット

メリット①:経済的にコスパが良い

このメリットは誰でも思いつくのではないかと思います。

「おむつ代を安くするなら布おむつだけど…」と悩む方が多いんじゃないでしょうか。

でも本当に、最近の円安や物価上昇の影響でバカに出来ない問題です。毎回紙おむつを買うと高いからね。

この経済的メリットは圧倒的に布おむつの特徴です。

メリット②:赤ちゃんの皮膚に優しい

素材という意味では紙おむつでも赤ちゃんの皮膚に優しいものがたくさん出ています。

それよりも私が言いたいことは、むしろ紙おむつが心地よすぎるということなんです。

布おむつはオシッコなどの水分を吸収しても濡れてますし、固形ウンチをすると布に乗るだけです。だからこそ、布おむつに排泄することで得られる不快感が重要なんです。

布おむつに排泄→不快→泣く→親が気付いてオムツを換える。

だから常に皮膚の清潔が保たれて肌に優しい。

これが布おむつの方が赤ちゃんの皮膚に優しいという理由です。

紙おむつでは心地よすぎるがゆえに出ていても安心して眠れるんですよね。しっかり吸収してくれる上にいつまでも肌触りはさらさらですから当然です。

だからおむつの中が湿った環境にさらされている状態が長い。

湿潤環境は一般的に考えて不衛生であり皮膚トラブルを招くリスクにもなりやすいです。(一般的に、です)

「夜眠れる方が大事!」って言う人がいるかもですが大丈夫。子どもは小さいうちは寝るのとなくのと栄養を摂るのが仕事です。安心できたらすぐ寝ます。

メリット③おむつ外れ(卒業)が早い

おむつでの排泄が不快のため泣きます。

不快と感じれば、子どもと言えど、自然と気持ちのよさを選びます。

もしトイレで排泄できそうなら、そちらを選ぶでしょう。

なぜならトイレで排泄した方が断然爽快ですからね。

<紙おむつの場合>

これが紙おむつの場合を考えてみましょう。

おむつ内での排泄がそれほど不快ではない。だからトイレに行かなくてもいい。

という具合に、トイレ排泄の必要性を理解するまでに時間がかかります。

子どもにとったら、

「トイレに行って、ズボンを下ろしてもらって…」

という手間よりも、今その場でおしっこ出した方が爽快なんですから。

 

以上が私が思う布おむつのメリット3つです。

布おむつで子育てするデメリット①:洗濯する手間がかかる

一番のデメリットは洗濯です。

洗って、洗濯して、干して乾かして、またたたむ。

ウンチの場合はさらに工程が増えます。

手洗いして、汚れを落として、バケツに水を張って、漂白剤を入れて、漬け置きして、洗う。

水分をとる量が増えてオシッコの量が多くなってくると、布おむつを厚手にして当てることも必要です。寝る前なんかはそうですね。

そうなるとさらに洗濯物は倍増します。

ただし、これは慣れればなんてことない作業です。

白くきれいになった布おむつは干していて気持ちが良いものですよ( *´艸`)

また、布おむつ専用カバーなんかも可愛いものがたくさん出ています。

成長してきたら、子どもの好きな絵柄なんかをチョイスしてあげると、子どもにとっても排泄が楽しいコミュニケーションにもなります(^^)

布おむつで子育てするデメリット②:オムツ交換の頻度が高い

布おむつでは排泄後は不快です。だから泣いて教えてくれます。

ということはつまり、紙おむつよりも交換頻度が高いです。

手間としては大変ですが、頻回に換えるからこそ皮膚が衛生的に保たれるというメリットにつながってくるわけです。

人によりますが、「そもそもそんなにおむつ交換をしたくない!」という方にはデメリットになります。

とはいえ、看護師視点で言うと、排泄は体調を観察する大事なポイントです。

排泄物からその子の体調がわかります。子どもの体調管理は親として重要なことですからね。

また、小さいうちはおむつ交換は大事なコミュニケーションの機会です。笑顔で話しかけながら、排泄できたことを喜ぶのは素敵な時間です。

これは、むしろメリットですね。

布おむつで子育てするデメリット③:親が排泄物を処理することに抵抗がある

<抵抗がない人>

私は看護師なので抵抗はありませんでした。仕事上排泄物に慣れていることもあります。

それが自分の子どものものであれば、手に付こうが顔に飛ぼうが

「そうかそうか、よしよし元気だ(´ω`*)」

としか思えません。

便が付いても子どもに接する喜びと幸せが上回るので、抵抗や苦痛はゼロですね。

 

<成長とともに便も変わる>

これは一般の方だとそうはいかないかもしれません。

最初はただの水分だった排泄物は、成長して食べ物が変わるとともに形が出てきます。

または食事に影響されて、ゆるくなったり不消化だったりします。ニオイも出てくるでしょう。

そういったものが付いた布をきれいにするわけですから、そもそも抵抗があれば続かないかもしれませんね。

 

<大丈夫、慣れるから>

もちろん最初から抵抗のない人もいますし、人それぞれです。最初は抵抗があっても慣れます。つまり、結果的にメリットの方が上回ります。

慣れという点では、私も看護師として働き始めたときは排泄物に抵抗がありました。でも今では患者さんの排泄ですら「しっかり出て良かったですね」と、患者さんと喜びあってますw

まとめ:悩むなら一度布おむつでの子育てを経験してみることをオススメします

メリット・デメリットを踏まえた上で言えることは、

「悩む余地があるなら布おむつからスタートしよう!」ということです。

そもそも「どっちにしようかな?」と悩むくらいなら「絶対に嫌!」ではないはず。

だったら続けていくうちにきっと慣れます。

手間なんてさほど気になりません。

使い方だって簡単です。

  1. 布おむつカバーにたたんだ布おむつを入れ込んで
  2. 足を持ってお尻の下に敷いて、
  3. マジックテープをお腹前で止める。

紙おむつと一緒です。

それよりもメリットが大きいからです(^^)

布おむつをオススメする上での注意点:育児環境による

最後に注意点:育児の協力体制は?

一概に布おむつをオススメしてきましたが、これはわが家が夫婦協力しあえていたからという理由も大きいです。

夫が協力的ではなく、一人で家事もこなし育児もやり休む時間もないという環境では厳しいのかもしれません

子どもにとって親の笑顔が一番大事

固定観念に縛られすぎて、「赤ちゃんのためには」「経済的には」と自分の首を絞めてお母さんが疲弊しすぎては意味がありません。

おむつ交換や排泄動作を通して、赤ちゃんと微笑ましいコミュニケーションを取ってこそ意味があるものです。

そのためにはお母さんが心穏やかで笑顔でいることが最重要ですからね。

「子どもにとっての幸せは母親が笑顔でいること」

「育児は親が子に教えられて育っていくもの」です。

本質を見失わないようにとお伝えして終わりたいと思います。

これからのエンジョイ子育てを応援しております☆

ここまでお読みいただきありがとうございました!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください