はじめまして、当ブログの管理人「ナオヤ」です。
私は現在37才で3人の幼い子を持つ3児の父。夫婦共働きです。
世間の30代~40代は「働き盛り」と言われる年代です。
働き盛りと言いつつ、ライフイベントが重なるこの時期はもっとも悩みが多いと言われる時期でもあるのです。
- 家庭と仕事の両立
- 仕事の責任と重圧
- 今後のキャリア・転職・働き方
- 自身の体調・健康
人によって悩みはさまざまです。
そんな私も今回、15年働いた仕事を「退職」して「専業主夫になる」という道を選択しました。
それはつまり無職で無収入ということ。
本当に悩みました。
2年ほど悩み、ここ数ヶ月は動き出してからも不安と葛藤で精神的にかなり参ってしまったくらいです。
今日はどのようにして退職して専業主夫となる決断に至ったかを解説していきたいと思います。
<こんな方に読んで欲しい>
- 仕事を辞めたい
- 本当に今の働き方でいいのか悩んでいる
- 自分の人生でもっと大切にすべきことがあるんじゃないか?
そう考えている方に「こんな決断をした人もいるんだ」と知ってもらい、一つの事例として捉えてもらえれば幸いです( ´-`)
退職を決断した理由は家族の在り方
わが家はもともと夫婦共働き
私と妻は看護師です。
私は夜勤もあるフルタイム。不規則な生活で自律神経を乱して、家にいるのに寝込む日もありました。
妻はパートで時短の平日勤務。育児と家事もせっせとやってくれていました。
子どもたちの存在
妻は非常に頑張ってくれています。
しかし、子育てにも向き不向きがあると思っています。
それは育ってきた環境が違うから仕方ない。子育ては自分の親の影響をもろに受けますからね。
妻は子どもに対するキャパシティーがそれほどなかったようです。
子どもに「寄り添う」という感覚がピンとこないようです。
子どもたちが伸び伸びと育つためには私が中心的に関わる方が合っているのかもしれません。
結果的に私が子どもといることが妻のメンタルを安定させ、
かつ母親を必要とする子どもたちのメンタルも落ち着く、というわけです。
私が考える、わが家における「父親としての役割」
子どもたちは父親を必要としてくれている。
しかし、子どもたちにとって母親は特別な存在であり代わりになることは出来ない。
だったら母親(妻)の負担を減らし、穏やかに過ごさせてあげることで、結果的に子どもたちが必要とする母親を作り上げること。
つまり両者のつなぎ役です。
子どもをみることで妻の負担を減らし、妻のメンタルを安定させることで穏やかな親子の時間・空間を維持する。
それが、わが家における父親としての自分の役割。
選択肢は「今を取るか」「将来を取るか」
結論:将来よりも「今」を優先したということ
「将来に備えよ」
こういう教えのもと、日々我々は仕事をしている節がありますよね。
- 老後のため
- 子どもの将来のため
たしかに大事だと思います。しかし、ふと気づいたのです。
「今を生きていない」
あるかわからない将来のために働いて、今を大事にしないなんておかしい。
身近な友人の自殺や病死を体験し、私は肌で感じました。
自分の明日もわからないし、家族の明日もわからない。
これは考え直すべきだ、と。
退職を考え始めた時期
退職がちらついたのは子どもが生まれてからです。
わが子は今、6歳 5歳 3歳 のやんちゃ盛り。
でもとても大切な時期。
夜勤もありハードな仕事をこなす中で、家族との時間があまり取れていない実感がありました。
私自身も不規則な生活と、看護師という生きるか死ぬかに直面する過度なプレッシャーに参っている時期でもありました。
副業や資産形成を始めた
3年ほど前からYouTubeが盛んになり、いろんな情報を目にするようになりました。
ブログの副業、プログラミング、動画編集で稼ぐ。
固定費削減、米国株、つみたてNISAやiDeCoなど。
情報に触れた私は少しずつ自分の生活を見直し、試行錯誤しながらも、将来的には仕事を辞める方向へシフトチェンジしてきました。
退職をすべきか否か悩んだ理由:金銭面
そうは言っても仕事を辞めるとなると収入が途絶えるわけです。一家を養う立場として安易に仕事は辞められません。
共働きと言えど、私は月収30万/妻は13万という違いがあります。
住宅ローンは月に12万円。
固定費をいくら削っても、住宅ローンだけは35年間、間違いなく続く。。。
収入ゼロでもいつまで生活できるか?
退職を早めた「妻の働きたい願望」
子どものために仕事をセーブしたい…と日々悩んでいる私に朗報でした。
妻が異動を機に「もっと働きたい」「正規社員になりたい」と言い出したのです。
仕事が任されることが楽しかったのでしょう。逆に家庭からは離れていきましたが、これはある意味、願ったり叶ったりです。
そして、「住宅ローンの返済を半分持つ」という決定的な確約をいただいたのです☆
それでも尽きない「収入がゼロ」の不安
貯蓄だけで生活できるのか<資産運用>
2年ほど前から資産運用を始めました。
コツコツつみたてNISAや個別株を始め、個人資産は500万円程度です。
夫婦口座は別。妻も別口座。とは言えども私が貯めた資金でやりくりしないと厳しいのは目に見えている。
ただ、資産は微々たるものでも、資産運用をする中で収支の見直しをしたことは大きかったように思います。
不要な固定費は削減し、不要な保険に入らないという知識も身につきました。
大事なことは「足るを知る」ですね。あとはやるしかない。
将来の教育費はどうするのか
子どもが生まれてから、児童手当を元手にジュニアNISAを運用しています。
3人分、満額は無理ですが、地味にやっています。
まぁ、なんとかなるでしょと思うしかありません。
だって私の感覚で言うと、将来よりも「今」の方が圧倒的に大切なんですから。
もう振り切ってます。
住宅ローンの支払いはどうするのか
妻の「半分持つ」というありがたい確約のおかげで、約6万円はいただけることになります。
実は屋根にソーラーパネルがありまして、月に2万円程度の収入があります。
合わせて8万円ですね。あとの4万円は貯金の切り崩しです。
なんとか、なんとかいけそうな気になってきた(;”∀”)
不安もあるが自信を持って専業主夫になる決断ができている3つの理由
子どもが必要としてくれている実感があるから
私が独りよがりで「退職して専業主夫になる」って言ったところで需要がなければポンコツです。
今でも子どもたちが「お父ちゃん仕事辞めるって言ったじゃん!」「お父ちゃんがいい」「お父ちゃんとお風呂入る!」「参観日はお父ちゃん」と私を必要としてくれるからこそ、決断してよかったと思っているのです。
個人的にはゾッとする話ですが、
6歳の長男が「お母ちゃんが休みで家にいると(胸が)ぞわーっとして嫌な気持ちになるけど、お母ちゃんが仕事でいなくてお父ちゃんが休みだとスーッとするから嬉しい」ということを笑顔で妻本人に言っていました。
悪気がなさそうなだけに、素直な表現なんだと思います。
これは私が退職して正解だなと実感した出来事でした。
奥さんが否定的ではないから
妻がある程度協力的だからということも大きいです。
なぜなら妻は家事が嫌いだからです。
料理作ってくれるなら仕事しなくてもいい
と言っちゃうくらい。
私よりも子どもの扱い上手だね
って育児についてもそんな感じです。
そんなことよりも日々「私の仕事のグチを聞いて!!」って感じです(笑)
親が理解者でいてくれるから
仕事を辞めて家庭に入ることをギリギリまで親には言わずにいました。
なんとなく否定される気がしたからです。
しかし、先日思い切って伝えてみると、意外と「それがいい」と共感してくれたのです。
傍から見ても、私が子どもにフルコミットしている様子が如実に出ていたようです。
そして、「子どもが親を必要としてくれる時間は短い」ということも、親として経験してきている分、理解をしてくれたのでしょう。
周りの支えがあってこその退職~専業主夫への転換
以上、今回の決断に至った思いを長々と書き綴ってきました。
これは私だけの判断ではありません。
私を必要としてくれる子どもがいて、
理解してくれる妻がいて、
応援してくれる親がいるからできる決断だったと思います。
そして、現実はこれからです。
不安もあるけど、なんとかやっていきたいと思います。
日々ブログに思いを綴っていきますので、たまに読みに来てくれたら嬉しいです。
ここまでありがとうございました!